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  • shikiko7

【チャイナエア山形県ファム】台湾の業者らに向け新たな観光資源

山形チャーター便も人気上昇中。今年10月~来年2月は計75便運航

▲【上】名将上杉謙信の墓所、米沢市上杉家廟所で記念撮影【中】新庄駅ホールに展示されている新庄まつりの山車の前で記念撮影【下】台湾の旅行業者視察団と山形県関係者らの記念写真


さらなる観光スポットを紹介するため、山形県は7月29日~8月2日の日程で、チャイナエアラインおよび台湾の旅行会社9社の関係者を再度ファムトリップに招待した。


チャイナエアラインが運航する東北路線において、山形県は利用者が最も多い。


チャイナエアラインは昨年10月、山形空港と庄内空港へ向かうチャーター便で雄獅旅行社、康福旅行社、大栄旅行社の3社と提携を開始。雄獅旅行社による春夏のチャーター便は終了したが、市場での山形に対する認知度を維持させることに成功した。


続く秋冬のチャーター便は、今年10月から来年2月にかけて実施される。雄獅旅行社、康福旅行社、大栄旅行社の3社がそれぞれ5日に1往復、計75往復でツアーを催行する。特に、より多くの山形市民に台湾への興味を持ってもらえるよう、今年11月の7便で一部座席を山形県からの訪台客に提供することは、注目に値する。



《関係者談話 》

山形県インバウンド・国際交流推進課の西澤恵子課長

この3年で山形を訪れる外国人観光客は倍増し、2018年の宿泊客は延べ12.47万人でした。そのうち台湾人宿泊客は延べ5.75万人と半数近くを占め、前年比で延べ1.2万人増加しました。これはまさにチャーター便のおかげです。


山形県は春は桜、夏は豊かな緑、秋は紅葉、冬は樹氷と雪景色と、四季がはっきりしています。グルメについても、サクランボなどのフルーツ、3大和牛に数えられる米沢牛、数々の国際的な賞を獲得した日本酒があり、すべてが山形県の誇る観光資源だと考えています。



チャイナエアライン台北支社の簡伶宇営業主任

チャイナエアラインは昨年から、チャーター便を継続して運航することで台湾における山形の知名度向上に貢献してきました。今後はぜひ定期便の運航を目指したいと考えています。



《ファムトリップで紹介された観光資源例》


観光スポット

  • 丸池様(エメラルドグリーンの神秘的な泉)

  • 立石寺(松尾芭蕉ゆかりの絶景の寺)

  • 米沢藩主上杉家廟所(米沢・上杉家の歴史にふれる)


ご当地グルメ

  • 日本三大和牛・米沢牛

  • 寒河江市での果物狩り

  • 「道の駅 鳥海 ふらっと」で味わう各種海鮮


交通移動

  • 陸羽根西線(最上川等、美しい景色を堪能)

  • ・永井ダムの水陸両用バス(「ながい百秋湖」を遊覧)



《ファムトリップ参加者の感想》


チャイナエアラインの簡伶宇 台北支社営業主任①  

チャイナエアラインは、山形チャーター便を通年運航


山形県への夏の訪問は、特別の経験でした。思ったより涼しくはありませんでしたが、雲ひとつない晴天で、旅行にぴったりの時期でした。また、山形県側も、チャイナエアライン山形チャーター便の関係業者らに対し、とても良質な観光資源を提供してくれました。空港サービス、シャトルバス、ホテルの手配、観光プランなど、ソフトとハード両面において忘れられない経験となりました。


チャイナエアラインは2018年10月から今年の8月初旬まで、山形へのチャーター便を運航してきました。さらに今年の10月から2020年2月にかけては、合計75便のチャーター便を運航します。より多くの旅行客に利用してもらい、山形の秋の紅葉と冬の雪景色を楽しんでもらいたいと願っています。



雄獅旅行社の蕭亨如日本ラインナップ管理マネージャー②

年齢層高めの東北旅行客向けに、『ロハスシリーズ』と銘打ちツアーを企画


雄獅旅行社は東北リピーターに対して、一味違う体験を提供しています。例えば蔵王御釜、大内宿や加茂水族館(クラゲドリーム館)は、秋が深まる前にぜひ訪れたい観光スポットです。グルメに関しても、2019年4月からのツアーでは、山形牛セットメニュー、喜多方ラーメン、牡蠣料理など、特色ある料理を内容に盛り込んでいます。


東北を訪れる層は50歳以上が多いようです。そこで今年4月から特別プランをご用意しています。温泉旅館4泊で1食をビュッフェにアップグレード、東北の名酒も味わえる「ロハスシリーズ」ツアーです。参加者は、最大で15%の割引を受けることもできます。



康福旅行社の王塵偉産品部日本ラインナップ管理副理③

『夕鶴の里』は訪れる価値のある中継地点


今回訪れた観光スポットの多くは、康福旅行社のツアー内容でも予定しています。米沢市、上杉家廟所などはすでに確定済みです。しかし、水陸両用バスは運行期間が限られるため、ツアーに盛り込むのは難しそうです。


果樹園でのフルーツ狩りは、イチゴ、サクランボ、ブルーベリーなど、それぞれの季節ごとに特色があります。南陽市は山形から米沢へ向かう際に必ず通るため、康福旅行社では中継地点として最適な「夕鶴の里」をプランに含めるか検討中です。


山形は自然が美しく水がきれいなところです。さらに米の著名な産地で、酒造も各地で盛んであることから、ツアーに組み込むのはルート沿いにある酒蔵が主になるだろうと考えています。


 

文:唐 偉展、翻訳·編集:JTアライアンス・インバウンド大学@台湾編集部

【TTN旅報Vol.1105, 2019年8月26日発行 P40-41】


#山形

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