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【新型コロナ問題①】プリンセス・クルーズ、ドリームクルーズは防疫を徹底し、主なアジア路線は運航休止に



新型コロナウイルスによる台湾の旅行業界への影響について、台湾旅行業界誌「TTN旅報」は主要な航空会社、クルーズ会社、旅行会社への取材を敢行。各業界とも当面は直面している問題を解決することに尽力することになるが、17年前の2003年に同じく大打撃を与えたSARSに対する経験を糧に、挫けることなくこの状況を打破しようとしていた。


これから3回にわたって、新型コロナウイルスへの対策について、各社の声を届ける。第1回は日本でも横浜港の停泊で注目されている、大型クルーズ会社を取りあげる。



プリンセス・クルーズ

中国に渡航歴がある旅行者の乗船を拒否し、WHOなどと密に連携


アメリカ資本のプリンセス・クルーズはすぐに新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための対策を発表した。その内容は次の通り。


① 14日以内に中国から出発、もしくは途中で中国を経由した旅行者の乗船を拒否する。香港、マカオ、台湾はその制限対象に含まれない。


② 乗船前、すべての乗客が健康声明書を提出する必要がある。それとともに乗客全員に自身の健康状態に気を配り、もし具合が悪い場合は自己申告の義務があると呼びかける。


③ 乗船前、呼吸器症状や発熱がある乗客に対し、症状の原因が何であろうと体温検査などの医療検査を行う必要がある。


④ 乗船後、いかなる呼吸器症状でも、船上の医療センターに診てもらう乗客は、必ずウイルス検査を受ける必要がある。


⑤ すべての呼吸器症状及び発熱症状のケースと、コロナウイルスに感染した疑いがあるケースは、各地及び各国の健康衛生機関に報告する。


⑥ 中国から来たプリンセス・クルーズのすべてのスタッフは、クルーズの仕事を暫く停止するむねの通知をすでに受けている。各地域から乗船するタッフで、中国で乗り継ぎの必要がある者すべての航空券を変更した。


⑦ 船上の定期的消毒と掃除以外、ほかの環境衛生に関する防疫対策も強化した。


2月5日より横浜に停泊しているダイヤモンド・プリンセスは、日本の厚生労働省の管轄のもと検疫を行っている。隔離期は少なくとも14日間が必要で、2月19日までは下船できない。次のダイヤモンド・プリンセスの便(2月12日横浜港出発便、2月25日・3月4日台湾の基隆港出発便)は運航中止とした。ほかの便は変更の予定はない。


プリンセス・クルーズの医療専門者は、頻繁にアメリカ疾病予防管理センター(CDC)と世界保健機関(WHO)に連絡を取り、全世界にある同社のクルーズの検査、予防、管理の対策を強化している。



ゲンティンクルーズライン

乗船前に健康証明書の提出が必要。ワールド ドリーム号は全便休止


スタークルーズ、ドリームクルーズ、クリスタルクルーズの3つのブランドを有するゲンティンクルーズラインは、新型コロナウイルスの発生状況に対応し、1月24日から全面的に体温検査と定期的な消毒を行ってきた。ドリームクルーズは1月26日には中国でのクルーズの運営をすべてとりやめ、中国籍の船員の交替も停止した。


アジアをターゲットとしたドリームクルーズの客船「ワールド ドリーム号」は、市場が活発になっていた台湾発の便を本来3月下旬のスケジュールから前倒し、2月11日~4月4日に航海する予定だった(台湾・基隆発着で日本を主とし、韓国の一部も含み周遊)。しかし2月6日に、台湾の感染症対策本部「中央流行疫情指揮センター」は、国際クルーズの台湾への寄港を禁止としたため、取りやめとなった。


2月9日にはワールド ドリーム号全便の今後の運航をしばらく休止すると発表した。


ほかのクルーズブランドでは前述のとおり体温検査、船内全体の消毒など厳格な防疫対策を継続しているほか、すべての乗客及び船員は乗船前に健康証明書の提出が必要となった。そのうえ、停泊するすべての港でも体温検査を行い、もし発熱症状が見られたら、一切の乗船を拒否するという。


文:TTN TEAM、翻訳·編集:JTアライアンス・インバウンド大学@台湾編集部

【TTN旅報1128/1129期, 2020/2/10発行, P14-17】

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