- shikiko7
タイガーエア台湾、高雄発着6路線すべてで搭乗率8割以上
秋冬ツアーの目玉商品は名古屋路線。リピーター客からも人気集める

▲左からタイガーエア台湾の営業セールス部・盧美恵副理、セールスマネジメント所・許致遠協理、営業セールス部・李彦亨シニアチーフ
高雄からの国際線を積極的に展開しているタイガーエア台湾。現在、同社の高雄発国際路線は日本やマカオなど6路線、延べ週26往復のフライトが運航されている。
《タイガーエア台湾 高雄発着路線の特色》
高雄-名古屋線は既存の就航地と組み合わせた旅行が計画しやすい。東は東京、西は大阪・京都、北陸方面は立山黒部・白川郷・金沢へ足を運ぶことができる。オープンジョーなら名古屋に戻らずに済み、旅行客にとってより便利でフレキシブルな選択肢を提示できる。
近年の自由旅行市場の盛り上がりを受け、タイガーエア台湾でも週8往復の高雄-マカオ線と週7往復の高雄-沖縄線を運航し、旅行客の需要を満たしている。
タイガーエア台湾は現在、高雄-福岡線を運航する唯一のLCCである。
より多くの日本人旅行客が台北・高雄のオープンジョーを利用するよう積極的に周知しており、より内容の濃い台湾南部旅行への関心が高まるよう促している。
タイガーエア台湾の営業セールス部・李彦亨シニアチーフによると、高雄発のフライトは高雄-マカオ線が週8往復、高雄-沖縄線が週7往復、高雄―東京線が週4往復、高雄-大阪線が週3往復、高雄-福岡線と高雄-名古屋線がそれぞれ週2往復であり、これら全ての路線で今年1~6月の搭乗率は8割以上となっているという。
また、6路線すべてで1~8月の搭乗率は全て成長を続けており、最も好調な東京便と福岡便では、搭乗率がいずれも9割近くに達しているという。同社のフライトの特徴として、自由旅行者が東京、大阪、名古屋の3地点から到着地と出発地を選択して組み合わせられること、「高雄-福岡」線でLCCはタイガーエア台湾のみであること、片道でも購入できることから、価格と利便性の面でフレキシブルとなっていることが挙げられる。
旅行業者が早めに販売できるよう、タイガーエア台湾は冬期のフライトスケジュールをすでに発表済みで、来年10月までの業者向け座席についても近日中に調整を始めるとしている。特に注目すべきは、2019年10月27日~2020年3月28日の冬期スケジュールで、高雄-東京線は週4往復から週5往復に増え(火曜日を追加)、高雄-大阪線は週3往復が週2往復へと減る(火曜日を削減)。また、高雄-マカオ線でも現状の週8往復を1日1往復へと調整する。
李シニアチーフによると、高雄発着路線の就航地のうち、沖縄、東京、マカオは自由旅行の需要がパッケージツアーを大幅に上回っているという。一方、東京や大阪を何度も訪れていて、地方都市訪問への意欲が高い旅行客には、福岡便と名古屋便が人気だとのこと。ただ、名古屋と福岡から周辺地域に向かうためには、車での移動が必須となる。そのため、大阪や東京と比べて交通をアレンジしてくれるパッケージツアーの売上が好調だという。
なかでも名古屋便は秋冬パッケージツアーの目玉商品であり、主力となる販売業者の雄獅旅行社、五福旅行社、富康旅行社は、各フライトにつき各社それぞれ30名分の座席を扱っている。
《タイガーエア台湾の高雄発着商品を販売する旅行会社》
名古屋:雄獅、五福、富康
大阪:雄獅、五福、易遊網、富康
東京:雄獅、五福、易遊網、富康、喜鴻、康福
沖縄:大榮、雄獅、五福、易遊網、吉帝、康福、喜鴻
福岡:雄獅、康福、易遊網、喜鴻、山富
マカオ:雄獅、康福、五福、易遊網、吉帝、東南、京城、名冠

文:唐 偉展、翻訳·編集:JTアライアンス・インバウンド大学@台湾編集部
【TTN旅報Vol.1106, 2019年9月2日発行 P28-29】