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九州観光推進機構が台湾で「九州観光説明会及び商談会」を開催
2018年に九州を訪れた台湾人観光客数が39万人を突破。説明会では「春」をテーマに最新情報を提供

▲【左から】九州観光推進機構海外誘致推進部の阮怡嘉主任、立石寿裕部長、水上敏明次長
一般社団法人九州観光推進機構が9月20日に台湾で開催した「九州観光説明会及び商談会」は、50を超える団体が参加し盛況に終わった。2018年に九州を訪れた台湾人旅行者数は10.8%増加して39万6,046人に達している。台湾と九州を結ぶ定期便とチャーター便も増加しており、台湾の旅行会社による九州ツアーの開発が進みそうだ。
こうした状況を受け、九州観光推進機構は今回の説明会に際して、訪日リピーター向けの斬新な内容と最新の情報を準備したほか、訪日経験のない旅行客の開拓についても考慮し、九州各地の様々な魅力を集めた総合的な情報を台湾の旅行業者に提供した。
今回の説明会のテーマは「春」とのことで、お花見や祭事など春の新情報が紹介されたほか、今年10月以降に改定される交通に関する情報も提供された。また、九州各県のホテルや交通機関などの観光事業者も参加し、台湾市場に向けて有益な最新情報を伝えた。
《関係者談話》
九州観光推進機構(KTPO)海外誘致推進部・立石寿裕部長
2018年に九州を訪れた台湾人観光客は、延べ39万人に達して過去最多となりました。また、九州各地の観光スポットは今年8月の大雨災害にもかかわらず、通常通り運営しており、今年も昨年の記録を塗り替えるよう期待しています。
九州で今が旬のトピックは2つあります。1つは9月20日に開幕した「ラグビーワールドカップ2019日本大会」です。福岡、熊本、大分の3都市では10試合が開催されますが、試合日程に応じて各地で様々なイベントが開催されます。国内外から観戦に訪れる旅行客を心より歓迎しています。
もうひとつのトピックは、日本政府が奄美大島の2020年の世界自然遺産登録に向けた申請を決定したことです。九州では現在、軍艦島や屋久島など4か所が世界遺産として登録されていますので、奄美大島の登録も間近だろうと考えています。
九州観光推進機構は今後も伝統的な祭りや世界遺産など、九州独自の観光資源の活用に向けて努力していきます。また、九州観光の振興のため、各界からのご支援についても、切にお願いしたいと考えています。そして今後も、九州と台湾の交流が一層深まることを期待しています。
文:魏 苑玲、翻訳·編集:JTアライアンス・インバウンド大学@台湾編集部
【TTN旅報Vol.1109, 2019年9月30日発行 P54】