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  • shikiko7

台湾がパスポートの新デザイン発表 「TAIWAN」大きくして中国との混同回避

台湾外交部は9月2日、2021年1月から発行するパスポート(旅券)の新しい表紙デザインを公開した。「TAIWAN」の文字を大きくし、正式国名「中華民国」の英語表記「REPUBLIC OF CHINA」を目立たなくするよう工夫がされている。


▲左:2021年に発行される新パスポート(外交部サイトより)/右:現行のパスポート

今回のデザイン変更は、7月に立法院(国会に相当)で可決された決議を受けてのもの。コロナ禍以降、パスポートに「CHINA」と表示されていることで台湾人旅行客が中国人と間違えられ、外国への渡航に支障をきたす事例が報告されていたため、「TAIWAN」表記の識別性を向上させるよう行政機関の対応が求められていた。

新しいパスポートの表紙では、デザイン上の各要素は減らしていないものの、「TAIWAN」の文字を相対的に大きくし、また、「REPUBLIC OF CHINA」は紋章の周りに小さく装飾的にあしらって、目立たなくするかたちに変更している。表紙以外の部分に関しては現行から変更はなく、追加コストは発生していないとのこと。

新デザインのパスポートは2021年1月から発行される予定で、現行のパスポートも有効期限が切れるまでは使用することができる。もし早めに更新したい場合は、外交部領事事務局など各対応機関で申請が可能とのこと。

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