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【台湾新型コロナ状況①】日本は渡航情報レベル2になり、訪日ツアーの8割がキャンセル


新型コロナウイルスの蔓延を鑑み2月22日、台湾の衛生福利部の中央感染症指揮センターは、日本への感染症渡航情報を「レベル2・警戒」に引き上げた。これにより、台湾から日本へ向かう旅行客はさらに激減している。


まずは発表された感染症危険情報から、日本に関する内容を翻訳・抜粋する(2月22日のもの)。


【日本】


・COVID-19(注:新型コロナウイルス)と診断された症例がすでに110件に達し、発生地域は14都道府県に拡大


・症例の7割以上が現地感染もしくはその疑いがあり→そのなかで多くの感染例は感染源が不明


・コミュニティ内感染及び院内感染が発生→日本の検疫体制はすでに水際対策から拡大抑制へと転換

我が国(注:台湾)と日本とは密接な往来があり、我が国民の経常的な渡航先であることを踏まえ、当該国に対する感染症危険情報をレベル2・警告(Alert)へと即日引き上げる。当該国への渡航者は感染予防策の強化を求める。


2月24日には日本から台湾へ入国した場合に、次の自主管理を求めた。


台湾に入国してから14日間は


① 手洗いを習慣化する。できるだけ手で直接目や鼻、口に触れない。呼吸器からの分泌物が手についた場合は、石鹸と清潔な水で綿密に洗浄する


② 朝晩ともに毎日体温を測り、検温結果を記録する


③ 症状がなければ通常の生活でよいが、できるだけ公共の場へ出向くことは控え、外出時には必ずマスクをつける


④ もし発熱や呼吸器の症状、だるさなどが現れたら、確実にマスクをつけたうえで速やかに病院を訪れること。医師に、接触歴、旅行歴、居住歴、仕事を通じて接触した範囲、及び周囲の人に似たような症状があるかどうかを伝える


⑤ 発症中は家で休養し、外出を控える。マスクに口や鼻からの分泌物が付着した場合、すぐに新しいものに交換し、古いマスクは分泌物を内側にたたんで廃棄する


⑥ 発症中に人と会話をする場合は、マスクをつけると同時に、1メート以上の距離を取る



観光業関係


スタークルーズ、ドリームクルーズ、クリスタルクルーズの3つのブランドを有するゲンティンクルーズラインは、新型コロナウイルスの発生状況に対応し、1月24日から全面的に体温検査と定期的な消毒を行ってきた。ドリームクルーズは1月26日には中国でのクルーズの運営をすべてとりやめ、中国籍の船員の交替も停止した。


・花見ツアー:80%近くがキャンセル

・アジア旅行市場の回復は早くて5月以降

・ツアーキャンセルは確実な数字として75~80%との観測

・エアラインの搭乗率も低下


その他


・公務員の出国禁止

澎湖県:感染症渡航情報レベル2・3の国(注:日本含む)・地域への渡航・出張を禁止。空港での防疫を強化

台中市・台南市:日本、韓国等への渡航については休暇を認めない

高雄市:24日までに他県市同様の措置を採るか決定


ツアーのキャンセル規定(※)が緩くなるので、状況はさらに流動化していくものと思われる。


ただ、2003年のSARASの際には、感染状況が沈静化すると一気に出国・旅行ラッシュが到来した。その時に速やかなスタートダッシュが図れるよう、今のうちに旅行に関するポジティブな発信や観光資源の魅力を発信していくことも必要だろう。


ほかのクルーズブランドでは前述のとおり体温検査、船内全体の消毒など厳格な防疫対策を継続しているほか、すべての乗客及び船員は乗船前に健康証明書の提出が必要となった。そのうえ、停泊するすべての港でも体温検査を行い、もし発熱症状が見られたら、一切の乗船を拒否するという。


※ツアーキャンセル規定


・感染症渡航情報レベル1

  返金額=旅行費用―事務手数料―規定に基づいたキャンセル料


・感染症渡航情報レベル2

 返金額=旅行費用―必要経費(事務手数料等)

 *ほかに旅行費用の5%未満の補償費(取消側負担)


・感染症渡航情報レベル3

 返金額=旅行費用―必要経費(事務手数料等)


文:インバウンド大学@台湾編集部


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