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山形県が旅行商品企画コンテストを開催。新たな観光資源で台湾人を魅了する

山形県民だからこその斬新な発想に、台湾旅行各社も驚きの声

▲上杉神社の雪灯籠祭り。山形の冬は雪が台湾人旅行者へのアピールポイント

山形を訪れる台湾人旅行者が増えていることから、より目新しい商品を提供してリピーターに繋げるため、山形県は県内で商品アイデアコンテスト「『山形日和。』1day Trip+」を開催した。


目の付け所が違う地元民ならではのアイデアを集め、台湾の旅行業者が山形へのパッケージ商品を企画する際のヒントを引きだすことが狙いだ。

▲【上】山形といえば、絶対に欠かせない米沢牛【下】香り、歯触り、甘さと三拍子そろった山形のリンゴ

山形県を訪れる台湾人旅行者数は年々増えており、昨年は一昨年に比べて27.1%増加、延べ13万6千人に達した。これは山形県を訪問した外国人旅行者全体の55%を占めている。2018年10月には定期チャーター便が就航したことから、来県人数はさらに大幅に伸びることが見込まれる。しかし旅行市場のパッケージ商品を見渡すと、今のところ県内での宿泊は1泊のみの企画が最も多く、しかも回る観光スポットは似たり寄ったりだ。


そこで山形県は、台湾の旅行業者に多様で目新しい観光スポットと行程プランを提供するため、山形県民を対象に「インバウンド向け山形周遊まるごとプラン」の企画コンテストを開催した。山形県インバウンド・国際交流推進課は、「旅行者の要求は多様化しているため、さまざまな選択肢を用意しておくことが重要」だと指摘し、このコンテストによって新たなプランの開発を促すとともに、山形の旅行商品の展開がより活発化することも企図している。

一般部門と学生部門で、それぞれ独自の「山形の美」を発見


コンテストは「一般部門」と「学生部門」(高校生、専門学校生、大学生など)に分かれており、要件はインバウンドを対象とした2泊3日以上、4泊5日以内の行程であることで、7月1日~9月13日に募集した。一般部門では現地の観光協会職員や旅行業関係者などの9名から11本、学生部門では慶應義塾大学や米沢商業高等学校などの学生9名から9本の企画案応募があった。


応募作品は、山形県に送客した実績の豊富な雄獅旅行社や大栄国際旅行社など有力旅行会社9社によって、①テーマ設定、ストーリー性の魅力 ②外国人旅行者が魅力を感じる資源の発掘、もしくは現状の観光資源の新たな切り口 ③実現の可能性 を重視して審査された。

《山形商品企画コンテスト要領 》


【活動概要/募集内容】

  • 外国人旅行者がターゲット

  • テーマ性、ストーリー性があること

  • 旅行日程は2泊3日から4泊5日

【応募状況】

  • 一般部門:9名から計11本の企画案

  • 学生部門:9名から計9本の企画案


【審査基準】

  • テーマ設定:台湾の消費者に訴求するテーマか

  • 企画内容:商品の企画内容は盛りだくさんで魅力的か

  • 行程の設定:行程の回り方は実際の移動時間と合致しているか、独自性があるか

  • 創造性:観光スポットや宿泊地など、新たな観光資源が含まれているか

  • 商品実現の可能性:行程の全てまたは一部を商品に加えたプランが実現可能かどうか(各項目の満点は100点)

◆一般部門入賞プラン◆


【応募者氏名】鶴岡食文化創造都市推進協議会        鶴岡ふうどガイド 中野律

【行程の名称】山形の「紅」を見る旅

【旅のテーマ】縁起が良くパワーを与える「紅」色をテーマに、旅行者に山形の秋を楽しんでもらう。

【主な訪問場所】内陸~庄内(鶴岡・酒田)

【ターゲット層】台湾および香港の40~60代

【行程の概要】山形県は季節ごとに異なる「美食」があり、「風景」の色彩も鮮やかだ。そこで色をテーマにした旅行プランを作成できると考え、ターゲット層の好む色を選んだ行程を企画した。



旅行業者講評

  1. 太平洋旅行社 商品企画本部・張 豊鈞部長:テーマが明確で消費者の記憶に残りやすく、内容も充実している。

  2. 大栄国際旅行社 日本ラインナップ・黄 靖文協理:季節性がはっきりしているため違うプランも作りやすい。

  3. 東南旅行社 日本部東北企画・陳 煜欽氏:「紅」をテーマにする構想が良い。

  4. 良友旅行社 東北アジア部団体管理・鄭 筱璇氏:それぞれ違う種類の紅というのは良いテーマだし独自性がある。


◆学生部門◆


【応募者氏名】米沢商業高等学校 川口悠翔、西長孝一郎、山口達也

【行程の名称】旅行者を引き付ける雪~米沢の冬の魅力



旅行業者講評

  1. (総合旅行社)太平洋旅行社 商品企画本部・張 豊鈞部長:雪の降らない台湾に対し、雪のテーマは訴求力がある。

  2. 大栄国際旅行社 日本ラインナップ・黄 靖文協理:企画内容についての資料がより詳細だとなお良い。

  3. 東南旅行社 日本部東北企画・陳煜欽氏:かまくら村+雪灯篭まつりは冬の特別な体験だ。

  4. 良友旅行社 東北アジア部団体管理・鄭篠璇氏:台湾人は雪に接する活動を好むため訴求力がある。

*その他、応募作品の詳細は、日僑文化事業股份有限公司・鈴木(02-2515-2999 内線245 suzuki@jinns.com.tw)まで。

文:魏 苑玲、翻訳·編集:JTアライアンス・インバウンド大学@台湾編集部 【TTN旅報1115期, 2019/11/4 発行, P44-45】


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