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  • shikiko7

新潟空港初の国際線LCC、タイガーエア台湾が新潟県と交流促進の覚書を調印

2020年3月30日より台北-新潟間で月・金に就航。搭乗率8割を目指す

▲【上】左から山富国際旅行社日本ラインナップの蒋佩倫副総経理、タイガーエア台湾の荘璧蓮営業銷售組長、同社の張鴻鐘董事長、山富国際旅行社の陳国森董事長、新潟県の花角英世知事、交通政策局の田中昌直局長、観光局の佐野哲郎局長、交通政策局空港課の金田貴人課長補佐。【左下】タイガーエア台湾の張鴻鐘董事長(左)と新潟県の花角英世知事が覚書を調印。【右下】双方が記念品を交換

新潟がタイガーエア台湾の日本における15番目の就航地となるにあたり、同社の張鴻鐘董事長と新潟県の花角英世知事が11月22日に新潟県庁にて「『新潟-台北線』利用促進に関する覚書」を調印。これにより2020年3月30日の就航に向けての準備が整った。


タイガーエア台湾は「台北(桃園)-新潟」間の定期便を就航させることにより、新潟空港初の国際線LCCとなる。


団体旅行の先行で新潟の知名度アップ

新潟線就航後は週2便で毎週月・金に運行され、機体はエアバスA320(180席)を使用。搭乗率8割を目指す。新潟へは週に延べ300人、年間約1.5万人以上を運ぶことができると予想されている。


チケットは早ければ12月末から発売。当初はNEXT T.C.のパートナー旅行会社でもある山富国際旅行社の独占販売で団体客をメインとし、市場での知名度が高まれば徐々に自由旅行客の座席数を増やしていく予定だ。


新潟は台湾である程度知られているとはいえ、新しい路線を定着させるには時間がかかるため、堅実な戦略が取られている。

 

タイガーエア台湾の張鴻鐘董事長 

新潟県の協力があれば、新潟便を成功に導ける


新潟はノーベル賞作家・川端康成の『雪国』に登場する雪の郷であるほか、芸者文化、素朴な温泉旅館などがあり、もちろん日本一のコシヒカリの故郷でもあります。また雪まつり、花見、スキー場、日本酒、グルメなどの魅力もいっぱいです。


新潟線が就航すれば、仙台・花巻・小松などのタイガーエア台湾就航地と合わせて地域のフライトネットワークがより整備され、旅行者や旅行事業者が異なる空港を組み合わせてルートを作るのが便利になるでしょう。


路線就航は地元自治体、旅行社、航空会社の3者の密接な協力によって初めて成功するものです。エアチケットは山富国際旅行社での独占販売となります。新潟県には引き続き助成金を支給していただき、業者の初期の負担を軽くしていただきたい。


さらに航空便が長期的に安定するには双方向性が必要であり、この路線によって新潟県民の台湾旅行が便利になるに違いありません。日本人のタイガーエア台湾利用を引き続き促進し、双方の行き来がより活発になるよう、この点においても新潟県には大いに力を発揮していただけるよう願っています。



新潟県の花角英世知事 

待つこと5年。タイガーエア台湾が夢を実現


5年前の副知事時代にチャイナエアラインを訪れて新潟への就航を希望していましたが、タイガーエア台湾が5年越しの夢を実現してくれました。


新潟を訪れる海外の旅行者は毎年延べ40万人で、そのうち台湾からは約8万人です。タイガーエア台湾、山富国際旅行社との連携と、県庁の団体インセンティブプランの後押しによって、新潟の魅力的な観光スポットをさらに見つけてください。


またタイガーエア台湾の持つLCCの価格優位性によって、多くの若者にも足を運んでいただきたいです。



山富国際旅行社の陳国森董事長 

東北のゴルフ場の認知が広まり、新たな旅行商品開発に期待


タイガーエア台湾「台北‐新潟」便は、弊社のみで販売させていただきます。


新潟では、春は花見、夏はゴルフ、秋は紅葉、冬は雪が楽しめます。また日本海に面しており、海の幸の魅力がいっぱいです。


東北地方にはいいゴルフ場がたくさんありますが、航空便が少なかったため、これまでは従来の観光コースに組み入れるしかありませんでした。しかしタイガーエア台湾の新潟就航後は、必ずや東北のゴルフ場の潜在力が見直され、ゴルフを主体とした新たな旅行商品がつくられてゆくでしょう。


 

文:唐 偉展、翻訳·編集:JTアライアンス・インバウンド大学@台湾編集部 【TTN旅報1119期, 2019/12/2 発行, P15】


#新規就航 #新潟 #台北 #タイガーエア台湾

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