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日本最後の穴場!?高知県の観光開拓、 あとはタイガーエア台湾の「YES」を待つだけ
高知県ファムで、県知事がタイガーエア台湾に高知就航を熱烈アピール

▲幕末に土佐で活躍した絵師の金蔵、通称・絵金(えきん)。その屏風絵などが展示されている資料館「絵金蔵」を訪れたタイガーエア台湾視察団
2019年12月19~23日、タイガーエア台湾の許 致遠 商務長代理と旅行会社一行の十数名が、高知県からの招きで視察に訪れた。この「高知ファム」により、タイガーエア台湾は、台湾―高知の直行便就航を真剣に検討した。
四国4県のなかで、香川、愛媛には台湾からの直行便が就航し、徳島県も淡路島を経由しての近畿地方からのアクセスが便利だ。一方、太平洋に面した高知県は、県外からの交通がやや不便ではあるが、多くの現地 文化や自然景観が残されている。
タイガーエア台湾は、台湾人が日本の地方都市にますます分け入るようになったことに商機を探っている。
特に、日本人ですら穴場スポットという高知は、「日本最後の清流」とよばれる四万十川が流れ自然景観が豊かであり、また明治維新の志士、坂本龍馬も土佐藩の出身で多くのエピソードが存在する。高知だけをじっくり観光してもよく、香川・徳島・愛媛の3県と組み合わせることも可能で、多彩なツアー構成を期待できる。

▲高知県はタイガーエア台湾率いる旅行事業者視察団を歓迎
22日に開かれた高知県主催の歓迎会には、11月に当選したばかりの浜田省司 高知県知事も出席。タイガーエア台湾の高知便就航への期待について熱く語り、許 致遠 商務長代理もその思いを受け止める姿勢を見せた。
浜田省司 高知県知事
高知県を訪れる外国人観光客では台湾人が最も多く(毎年延べ約2万人が宿泊)、それが6年続いてはいますが、高知県はそれで満足していません。私は高知県知事に就任する前に大阪府の副知事を務めていたことがありますが、関西は日本で外国人旅行者が最も多い地域であると観察していました。そのことから、関西を訪れる外国人旅行者を高知県へも呼び込みたいのです。
タイガーエア台湾とは大阪、高知のオープンジョープランで協力が可能に違いありません。高知空港には国内線および不定期のチャーター便が就航していますが、現在国際線に対応する新ターミナルビル の建設が計画されています。今後、タイガーエア台湾で台湾―高知往復のチャーター便または定期便が就航し、団体旅行客だけでなく、フリーの観光客にも利用してもらえることを非常に期待しています。
タイガーエア台湾 許 致遠 商務長代理
タイガーエア台湾は、2020年3月に新潟便が就航することで、日本への直行便は15都市へ飛ぶことになり、日台間のフライトが最も多い航空会社です。日本旅行は今後、深く掘り下げた観光とオープンジョー がトレンドとなることが見込まれ、高知県は就航価値の高いエリアであるに違いありません。高知から愛媛県や香川県を訪れることもできるだけでなく、タイガーエア台湾が就航している岡山県にまで足を伸ばしたオープンジョーもあり得るでしょう。
文:唐 偉展、翻訳·編集:JTアライアンス・インバウンド大学@台湾編集部 【TTN旅報1124期, 2019/1/6 発行, P42-43】