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経済活性化狙う「振興三倍券」がスタート 事前予約はすでに1,200万人突破
台湾政府が発行する「振興三倍券」が、7月15日から使用可能となった。この「三倍券」は、新型コロナで打撃を受けた経済の活性化が目的で、1,000台湾元を個人が負担することで、その3倍の3,000元分の消費が可能となる。7月1日から予約が開始されていたが、経済部によると予約者数は14日の時点で1,200万人をすでに超えたという。

▲経済部が運営する「振興三倍券」特設サイト
ETtodayなどが台湾経済部の統計として14日に報じたところによると、紙の「三倍券」予約者数は1,036万7,638人、電子決済(クレジットカード、電子マネー、モバイル決済)の予約は164万8,379人、計1201万6,017人に達したという。
特設公式サイトと大手コンビニ4社で予約を受け付けていた紙の「三倍券」は、使用開始と同日の15日から、コンビニと郵便局で受け取ることができるようになった。ただ、最初の3日間は受け取りに来る人が殺到することが予想され、コンビニ各社は数日遅く受け取った場合の優待などで、来店客を分散させる工夫をしている。
「三倍券」を購入できるのは台湾人(中華民国籍)と台湾人の配偶者で居留証を有する外国人のみ、年齢や収入による制限は設けられていない。使用期間は2020年7月15日から12月31日までで、高い経済効果が期待されていることから、デパートやコンビニ、レストラン、旅行会社、ホテルなど、各業界で数多くの優待キャンペーンが打ち出されている。