- shikiko7
2020 ITF台北国際旅展 10/30~11/2の日程で予定通り開催へ
新型コロナウイルス感染症の影響に負けず、今年も「ITF台北国際旅展」(以下、ITF)が開催される。政府による感染症対策の下、10月30日~11月2日に南港展覧館で当初の予定通り実施される。

▲ITF台北国際旅展公式サイトより
今年で34年目、28回目となるITFは台湾で最も歴史が長く、規模最大を誇る「専門性を有した即売会型の旅行博」だ。主催団体は「観光に携わる人を応援」というスローガンの下、消費者に来場を呼びかけている。
観光業再生の手助けをすべく、ITFは6月29日から初の試みとなるオンライン旅行博を開催している。台湾の各事業者と提携し、消費者に向けて質が高い商品を特別価格で提供している。9月16日からは、10月の中秋節連休、国慶節連休をターゲットにした特集を組んでいる。
今年のITFは感染症への対策措置を完備しつつも、過去開催時のクオリティを維持した旅行博になるという。台湾の約20の自治体が特色ある各地の旅行行程を展示するほか、20を超える国・地域が出展する。会期中は「観光DIY体験」、「旅人似顔絵イラスト」、「親子で楽しむ体験」といった各種イベントが実施され、「旅行フォーラム」ではウィズコロナ時代の旅行のあり方を模索する。「旅行サロン」では専門家や旅行の達人を招き、宿泊や行程、スポーツ・ツーリズムや親子での旅といったテーマ旅行などについて討論する。五感で楽しむ「インタラクティブ体験エリア」も設置されるとのことで、これまでとはかなり違った新鮮な旅行博になるだろう。
<関係者談話>
台湾観光協会 羅瓊雅 秘書長
新型コロナの影響で、観光業は多大な被害を被りました。そのため、航空業や一部の旅行会社や国等が出展を見合わせています。こうした状況は初めてのことで、とても残念に思っています。しかし困難な状況下でも、ITFは依然として観光産業と共に肩を並べて連携していきます。オンライン旅行博は6月末から現在まで継続しています。また、本家のオフラインの旅行博は、年末までに全世界で行われるイベントの中でも、最大の規模を誇る旅行博となるでしょう。
交通部觀光局 林佩君 主任秘書
今年のITFは、オンラインとオフラインが融合した旅行博となります。旅行博を開催するというポジティブなパワーが、人々に希望を与えています。世界の一歩先を行く国際旅行博の開催は、アフターコロナ期における新しい旅行のかたちの良き出発点となるでしょう。台湾が観光大国としての優位性を有していることの証明にもなります。世界に向けて台湾の観光の新しい未来をアピールします。
文:唐偉展 翻訳·編集:NEXT T.C.
自社メディア「TTN旅報」公式サイトより転載