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【東南旅行社】1500名のセールス部隊と、勤続60年の大ベテランもいる老舗の強みはバリエーション力


黃 加宏(ファン ジャーホン)

ジャック さん

日本部本部長


日本語を学びながら、日本で約20年間、東南旅行社のツアー添乗員を務める。その後台湾へ戻り、団体と一般客向けツアーを扱う日本部で、さらに約20年。日本での長い添乗員経験から、日本の観光名所を知り尽くしている。




――日本旅行商品における御社の特徴はどんな点でしょうか?


弊社は、ほぼ同じ行程のツアーを、2~3種類用意しています。食事やホテル、そして行く先をほんの少し変えて、金額が違うものです。お客様がどれに集中するかを試しているんです。もしABCと3種類あって、Bの人気が高ければ、その後はBのツアーに絞り込んで販売します。こうして、稼働率でお客様の日本旅行への傾向をキャッチしています。この方法は「言うは易く行うは難し」で、なかなかできることではないと思います。


――ベースになるツアー内容は、どのように作られていますか?


基本は、添乗員からのアンケートなどを元に、私が作っています。日本での20年間の添乗員経験から、だいたいの場所はわかっていますしね。大きな案件の時は、直接視察に出向きます。


――大きな案件とはどんなものですか?


インセンティブツアーですね。お客様の数が桁違いですので、とても重視しています。11月には2000名の社員旅行があります。出発日をずらして、1回で1000名くらいが日本へ向かいます。


――すごい人数ですね。


そうです。3000人や4000人規模のこともあります。


実は、台湾ではこうした大規模の社員旅行を、毎年決まった一社の旅行会社が受注することはできないという法律があるんです。たとえお客様が東南旅行社を希望されても、数社による入札で決めなければなりません。そしてその結果、連続して選ばれたとしてもせいぜい3回までで、そのあと1~2回は間を置く必要があります。


――そんな決まりがあるんですね。そうなると場所や値段設定には細心の注意をはらっていらっしゃると思いますが、インセンティブツアーで、人気のエリアはありますか?


立山黒部アルペンルートがある、北陸が今の一番人気です。弊社は石川県・和倉温泉の加賀谷旅館と30年来の提携もありますし。


日本は旅行先として断トツの人気なのですが、その理由は飛行機の便が多い、サービスがいい、治安もいい、そして団体で動きやすいということです。何度も日本を選ぶ会社もあります。


――日本へのリピーターが多いと、やはり日本側からの新しい場所の情報が必要でしょうか?


それは、とても求めているものです。ですが、団体ツアーで行ける場所は、もう知り尽くされている感があります。時々、秘境の情報をいただくのですが、バスが入れない場所であることが多く残念です。またおすすめされても、台湾人の心には刺さらないこともあります。案外、日本の方が当たり前のように思っている場所が、台湾人の心をつかむことがあるかもしれませんね。


いっぽう、体験には可能性を感じています。香川県での讃岐うどん打ち、富良野でラベンダー枕作り、小樽でのオルゴール作り、石川県での漆塗り。そして日本の観光局から紹介された郡上八幡でのサンプル食品作りも人気です。


共通しているのは、その場ですぐにできて、持って帰れるものであること。以前は陶器作り体験もあったのですが、乾かしてから焼かなければならず時間がかかる、国際便で台湾へ発送するには費用がかかりすぎる、船便では割れてしまう可能性があることなどから、今は組みこんでいません。讃岐うどんはその場で作って食べて、荷物にならないのでいいですね(笑)。


――セールスはどのように行っているのでしょう?


弊社には台湾全土に1500人のセールスマンがおります。生命保険や食品などの大型企業へのセールスはもちろん、インターネット、新聞、ラジオ、MRTやバスなどの出稿なども行っています。ベテランも多く、それぞれが得意先と強い関係を築いています。約60年働いている人もいるんですよ。


――60年ということは、80代近いんですか。


ベテランの知恵はとても大切ですから、65歳の定年後も嘱託で働いていただいています、日本部も40代を中心に、60代が2名、50代が2名おります。私ももうすぐ定年です。


――ツアー商品には、どれくらい価格帯の幅があるのでしょうか?



日本部はこのようなエリア分けになっていて、私を含めて計31名が所属しています。沖縄は東南アジア部の管轄になるので、私たちは扱っていません。


――会社として、心掛けていることはありますか?


私たちは、誇大広告をしないことをモットーとしています。大げさに宣伝すれば、その時は興味を引いてお客様を集められるかもしれません。でもあとで必ずトラブルが発生します。目先の利益より、トラブルを起こさないことのほうが重要です。


それでも自然災害などは避けようがありません。今でこそ台風の影響で、現地で足止めを食うことになった時のお客様のホテル延泊代金やお食事代を保障する旅行会社も出てきましたが、私たちは昔から行っていることです。最善を尽くして、お客様のトラブルを解決していくという姿勢を60年間貫いてきたと自負しています。


この旅行会社へのコンタクトについては NEXT T.C. まで


東南旅行社

https://www.settour.com.tw/


1961年創立。以来、「心を込めたサービス、情のあるツアー」を理念としてきた。日本関連部署は、団体部(企業と一般客)、FIT部の2つ。60周年に向けて、日本線だけでなく、すべての地域において、続々と特別キャンペーンを打ちだし始めている。


#東南旅行社 #団体旅行

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