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【第1回】暑さと紫外線の話 / 講師 片倉佳史


▲夏の台湾は南国らしさを満喫できる時期。しかし、日差しの強さは想像以上のもの


南国のイメージが強い台湾。実際、5月から10月くらいまではエアコンを必要としますし、7月と8月の平均気温は28度前後。午前中から30度に達してしまう日も珍しくありません。湿度も高いので、日中はかなりの蒸し暑さになります。


では、台湾の人々はこういった暑さにどのように向かい合っているのでしょうか。尋ねてみると、多くの場合、「外に出ないのが一番!」という実にシンプルな答えが返ってきます。しかし、これは暑さから逃れるだけでなく、紫外線を避けるという意味も含まれています。特に女性と老人はできるだけ直射日光を避ける傾向があります。


紫外線については日本人とは比較にならないくらい敏感な台湾の人々。例えば、オートバイで移動中、信号待ちする人々を見ていると、結構な確率で日陰を選んで止まっています。女性の場合、あえて最前列で待たず、道路の端に寄って直射日光を避けたりしています。


紫外線は白内障の原因としても知られていますが、確かに南国の日差しは強烈で、実際に台湾人の罹患率は高く、しかも、40代で白内障を患ってしまう人が多いことも特色とされます。都心部ではあまり気づかないのですが、田舎では外出時に必ずサングラスをかけるという人が少なくありません。


台湾の街を歩いていると、多くの家屋に小さなアーケードのようなものが設けられ、それが連なっていることに気付くはずです。これは台湾語(ホーロー語)で「亭仔脚(てぃんあーか)」と呼ばれますが、二階部分が道路にせり出し、その下が歩行者用の通路になっています。突然の雨に降られても傘いらずで歩けるという優れものですが、これもまた、直射日光を浴びたくないと考える人々の思いから生まれ、発達したものです。亭仔脚については、機会を改めて紹介したいと思います。


片倉佳史 Katakura Yoshifumi


武蔵野大学客員教授 台湾在住作家


1969年、神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社勤務を経て、’97年に台湾へ渡る。台湾の地理、歴史、建築、文化、鉄道、現地事情などについての執筆・撮影のほか、年に40回ほど講演活動も行なう。『台北・歴史建築探訪~日本が遺した建築遺産を歩く』『古写真が語る台湾 日本統治時代の50年』『旅の指さし会話帳・台湾』ほか著書多数。最新刊の『台湾 旅人地図帳 ―台湾在住作家が手がけた究極の散策ガイド』(片倉佳史・片倉真理著)では、台北・高雄などの主要都市以外にも、まだ日本人には知られていない地方都市や離島など約80ものエリアやスポットを、写真とともにオールカラーで紹介する。 公式ウェブサイト「台湾特捜百貨店」:http://katakura.net/ ツイッターアカウント:https://twitter.com/katakura_nwo

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